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【悪用厳禁】お客様が断れない。次回予約が自然に取れる魔法の会話術3ステップ

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「次回予約をおすすめしたいけど、断られるのが怖くて言い出せない…」
「良かれと思って伝えても、お客様の顔が曇ってしまう…」

心を込めて施術をした後の、あの気まずい時間。多くのサロンスタッフが抱える悩みです。

しかし、もしその悩みがお客さんとの相性や、あなたのトークセンスの問題ではなく、単に“会話の順番”を知らないだけだとしたら?

この記事では、押し売り感ゼロで、逆にお客さんから「ありがとう」と感謝されながら、自然に次回予約が決まっていく魔法の会話術を3つのステップでご紹介します。


ステップ1:【提案】「未来のキレイ」をプレゼントする

まず絶対にやってはいけないのが、いきなり「ご予約はどうされますか?」とお客さんに判断を丸投げしてしまうことです。お客さんは、次にいつ来れば自分の髪がベストな状態を保てるのかを知りません。

会話の起点は、常にプロとしての「提案」から始めましょう。

お客さんのホンネ

「次いつ来ればいいか、実はよく分からないな…」

👎 NGな会話

「次回のご予約はどうされますか?」

👍 OKな会話

「〇〇様、今回の透明感カラー、すごくお似合いですね!このキレイな色味を一番長く楽しんでいただくために、色が抜けきる前の1ヶ月半後、〇月〇日あたりにメンテナンスカラーをするのがベストタイミングですよ」

ポイントは、単なる提案ではなく、「お客さんにとっての未来のメリット(キレイが続く)」を具体的に描いてあげること。日付まで伝えることで、お客さんは自分のこととしてイメージしやすくなり、会話は「営業」から「二人で作る美の計画」へと変わります。


ステップ2:【解放】「予定の不安」から解放する

お客さんが予約をためらう最大の理由は「先の予定がわからないから」。この心理的なカベを、こちらから先に壊してあげることが重要です。

ここで使うのが「仮押さえ」「簡単な変更」という2つの魔法のフレーズです。

お客さんのホンネ

「先の予定なんてわからないし、予約しちゃうと断りにくいな…」

👎 NGな会話

「では、〇月〇日で予約を取っておきますね!」(強引に聞こえ、逃げ道を塞いでしまう)

👍 OKな会話

「もしよろしければ、人気の出やすい土曜の午前でいったんお席を仮押さえしておきましょうか?もちろん、ご予定が変わったらLINE一つで簡単に変更やキャンセルができますので、ご安心くださいね」

「仮」という言葉で決定へのプレッシャーをなくし、「変更は簡単」と伝えることで予定を拘束される不安から解放してあげる。この一言があるだけで、お客さんは「それなら安心だ」と、驚くほど気軽に応じてくれるようになります。


ステップ3:【後押し】「特別な理由」で今すぐを促す

ステップ2までで、ほとんどのお客さんは前向きになってくれます。最後の仕上げに、「また今度考えます」を防ぎ、「今、ここで予約する理由」をプレゼントしましょう。

高額な割引は必要ありません。「あなただけ」という特別感がお客さんの心をくすぐります。

お客さんのホンネ

「まあ、予約はまた後でもいいかな…」

👎 NGな会話

「今予約しないと損ですよ!」(煽るような言い方はお客さんを不快にさせます)

👍 OKな会話

「ありがとうございます!ちなみに、本日その場で次回予約を入れてくださったお客さんには、感謝の気持ちを込めて、次回の炭酸ヘッドスパ(1,500円相当)をサービスさせていただいてるんです。次回も癒されてくださいね!」

「本日その場で」「予約してくださった方限定で」という言葉が、行動への最後の一押しになります。また、単純な値引きよりも、「あなたの髪がもっとキレイになる」という付加価値サービスの方が、美意識の高いお客さんには響きやすい傾向があります。


まとめ|予約獲得は「技術」である

次回予約をスムーズにいただくための会話の流れを、もう一度おさらいしましょう。

  1. 【提案】お客さんにとってベストな「未来のキレイ」を具体的に示す。
  2. 【解放】「仮押さえ+変更OK」で、予定を拘束される不安を取り除く。
  3. 【後押し】「限定特典」で、“今”予約する特別な理由をプレゼントする。

最も大切なマインドセットは、「予約を取る」という意識から、「お客さんのキレイの計画を一緒に立てるパートナーになる」へと変えることです。

明日からぜひ、ステップ1の「お客さんにとってのベストな来店タイミングを伝える」ことだけからでも実践してみてください。その一言がお客さんの信頼を勝ち取り、サロンのリピート率を劇的に変える第一歩になるはずです。

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