サロン経営で悩ましいのが「一度来てくれたのに、次は来ない…」という失客。
実は、失客の多くは技術の問題ではなく、“来店後のフォロー不足”が原因です。
お客さんとの関係性は、施術が終わった瞬間から次回来店までの間に育まれます。
この期間のフォローを工夫すれば、リピート率は確実に上がります。
今回は、美容室で実践できる失客防止の来店後フォロー術5選をご紹介します。
1. 来店当日の「お礼メッセージ」で印象を定着
お見送りの後、その日のうちにLINEやメールで「本日はありがとうございました」と感謝を伝えましょう。
この時、施術内容や会話に触れるひと言を添えると効果的です。
例:「今日は春らしい柔らかいカラー、とてもお似合いでした。お手入れで困ったらいつでもご相談くださいね」
わずか数行でも、「覚えてくれている」と感じてもらえることが次回へのつながりになります。
2. 施術後1週間以内の「アフターフォロー連絡」
施術後は、思わぬ不満や困りごとが出やすい時期です。
・カラーの色持ちや褪色の具合
・スタイリングのやりやすさ
・パーマのカールの落ち具合
1週間以内に「その後いかがですか?」と連絡することで、小さな不満を早期に解消できます。
放置すれば失客につながる不満も、素早い対応でファン化のきっかけになります。
3. 季節やライフスタイルに合わせた「次回提案」
次回提案は来店時だけでなく、来店後にも可能です。
例:「梅雨に入る前に縮毛矯正で広がり対策がおすすめです」
「夏の紫外線ダメージにはトリートメントをプラスすると色持ちが良くなります」
こうした提案をタイミングよく送ることで、「ちょうど気になってた」と予約してくれる確率が上がります。
4. ニュースレターやSNSで「忘れられない関係」を維持
来店間隔が長いお客さんでも、接点を持ち続けることで忘れられにくくなります。
・月1回のニュースレター
・スタイル写真やお役立ち情報を発信するSNS投稿
・サロンのイベント告知
「いつも情報をもらっているサロン」は、再来の候補として常に意識されます。
5. 特別感のある「記念日・誕生日フォロー」
誕生日や来店記念日にメッセージや特典を贈ると、「自分のことを覚えてくれている」特別感が生まれます。
たとえば、
・バースデー割引
・ヘッドスパ無料チケット
・限定トリートメントのプレゼント
こうしたフォローは、失客防止だけでなくリピート促進にも直結します。
まとめ|来店後のフォローは「次回来店の種まき」
失客を防ぐには、来店後の“沈黙期間”をなくすことが重要です。
・当日のお礼
・1週間以内のフォロー
・季節やライフスタイルに合わせた提案
・継続的な情報発信
・記念日の特別対応
この5つを習慣化すれば、「また来よう」と思い出してもらえるサロンになれます。
来店後フォローは、リピート率だけでなくサロンの信頼度も高める最強のツールです。
ぜひ今日から取り入れてみてください。