「うちは技術が良いのに、なぜお客さんが増えないんだろう?」
そんな悩みを抱えていませんか?
確かに、技術は美容室の根幹です。しかし残念ながら、技術が良い=お客さんが自然に増えるとは限りません。
実際、世の中には「そこまで高品質ではないのに、圧倒的に売れているビジネス」が多く存在します。
売れている=美味しい?マクドナルドから学べること
たとえば、マクドナルド。
世界一美味しいハンバーガーでしょうか?
そう答える人は少ないと思います。
街には、グルメバーガー専門店や素材にこだわった手作りバーガーの店がたくさんあります。それでも、マクドナルドは世界一売れているのです。
その理由はただ一つ。マーケティングとビジネスモデルが圧倒的に優れているからです。
技術があっても選ばれない時代
美容室も同じです。
「カットが上手ければお客さんが増える」という時代は終わりました。
なぜなら、お客さんは美容師の技術をプロの視点で判断できません。
判断基準はもっと感覚的で、「自分に似合う髪型にしてくれる」「空間が落ち着く」「通いやすい」「価格に納得できる」など、総合的な体験です。
つまり、どれだけ技術が優れていても「来たい」と思わせる仕組みがなければ、選ばれないのです。
マクドナルド式「売れる仕組み」を美容室に応用する方法
ここでは、マクドナルドのマーケティング戦略を美容室経営に活かすための3つのポイントをご紹介します。
1. 立地やアクセスの見せ方を工夫する
マックは「人が集まる場所」に店舗を展開し、ドライブスルーや駅チカなどアクセス性の良さを最大限に活かしています。
美容室でも、今ある立地を工夫することは可能です。たとえば:
- 「駐車場完備」や「駅から徒歩3分」など、アクセス面の魅力をしっかり発信する
- Googleマップ対策(MEO対策)をして、新規のお客さんに見つけてもらいやすくする
2. 「選ばれる理由」を明確に作る
マックが人気なのは、期間限定メニューやセットの魅力など、「選びたくなる理由」が豊富だからです。
美容室でも以下のような工夫で「選ばれる理由」を作れます。
- 「白髪染め専門」「メンズカット専門」など、専門性を打ち出す
- 初回限定の特典や次回来店予約での割引などを用意する
- 季節限定の特別メニュー(夏のスパ、冬の保湿ケアなど)
3. 広告・SNSを継続して活用する
マクドナルドはテレビCMだけでなく、SNSやキャンペーンで常に「話題」をつくり出しています。
美容室も、以下のようにお客さんの目に触れる機会を増やすことが重要です。
- Instagramでビフォーアフターやスタイル写真を投稿
- LINE公式アカウントやメールで定期的にお知らせを配信
- Googleビジネスプロフィールに最新の口コミや写真を掲載
技術+マーケティング=安定した売上
技術はもちろん大切です。
でも、それだけでお客さんが集まる時代ではありません。
これからは、
「技術+マーケティング=売れる」
という考え方が必要です。
マクドナルドは世界一美味しいハンバーガーではないかもしれません。でも、「売れる仕組み」を徹底的に作ったからこそ世界一売れているのです。
まとめ|売れる美容室には“仕組み”がある
「技術があるのにお客さんが増えない」と感じたら、技術以外の部分=マーケティングや見せ方を見直してみてください。
売上を安定させるためには、「選ばれる理由」「お客さんとの接点」「行動を起こさせる仕組み」が必要です。
あなたのサロンも、技術の良さを正しく伝えるために、今こそ「マーケティング力」を育ててみてはいかがでしょうか。