ある日、ふと耳にした会話にドキッとしました。
「たまにタオルが臭い美容室あるよね」——
その会話から、その美容室の話題になり、気づけば“悪い印象”として記憶に残っていることがわかりました。
さて、あなたのサロンのタオルや店内の香りは大丈夫ですか？
ニオイや清潔感は「技術」以前に評価される要素
あなたがどんなに技術力に自信があっても、タオルが臭う、サロンに不快なニオイがあるだけで、お客様の満足度は一気に下がってしまいます。
人は五感の中でも「嗅覚」に強く影響を受けます。特に夏場や湿気の多い季節は、汗や湿気による体臭・生乾き臭が目立ちやすく、無意識に「このサロン、なんか不快…」と判断されることも。
今回は、お金をかけずにできる“香り”と“タオル”の改善策を2つご紹介します。
1. 店内の香りを整えて“記憶に残るサロン”に
香りは、サロンに入った瞬間から感じる最初の印象です。心地よい香りは、お客様にリラックス効果を与えるだけでなく、ブランドイメージの定着にもつながります。
✔ 実践ポイント：
- コンセプトに合った香りを選ぶ（例：リラックス系 → ラベンダー、カモミール）
- 市販のディフューザーやアロマスプレーでも十分効果あり
- 空調フィルターやクロスなどの消臭ケアも忘れずに
香りは記憶に残る感覚です。
「あの店の香り、良かったな」と思い出してもらえることが、リピートのきっかけにもなるのです。
2. 清潔なタオル＝サロンの信頼感
美容室でタオルを使用しないことはありません。だからこそ、「タオルの質＝サロンの品質」とも言えるほど重要です。
✔ タオルのチェックリスト：
- 生乾き臭・薬剤臭がないか？
- 柔らかさや吸水性が保たれているか？
- 色あせ・ゴワゴワ・毛羽立ちはないか？
✔ 改善のための工夫：
- 洗剤・柔軟剤は香りが強すぎないものを選ぶ
- 天日干しや乾燥機の使用で殺菌・消臭を徹底
- 在庫管理をしっかり行い、傷んだタオルは即交換
常に清潔なタオルを使っているだけで、「丁寧にしてくれるサロン」「衛生意識が高い」という信頼が生まれ、結果的にリピートにもつながります。
技術だけじゃない。「無意識の快適さ」が選ばれるサロンの条件
お客様が「また行きたい」と感じるサロンは、技術だけで勝負しているわけではありません。
居心地の良さ、香り、清潔感といった“空間の質”が、お客様の心をつかむのです。
これらはすべて、大きなコストをかけずに今すぐできる改善ばかり。
ぜひ、あなたのサロンでも実践してみてください。
まとめ｜“香り”と“清潔さ”はサロンの無言のセールスマン
今回ご紹介した2つのポイントは、どれだけ技術力があっても見落としてはいけない大切な視点です。
- 店内に心地よい香りを漂わせる → 記憶に残りやすいサロンへ
- 常に清潔なタオルを用意する → 安心と信頼を提供
小さな気配りが、「また行きたい」「誰かに紹介したい」という気持ちに繋がります。
今こそ、“技術以外の魅力”を見直してみてください！
