「売るのが苦手で…」「押し売りはしたくない」
そんな風に思っている美容師さんはとても多いです。
特に職人気質のスタイリストの方ほど、“セールス=売り込み=悪”というイメージを持っているかもしれません。
ですが、そのイメージを今日からアップデートしませんか?
セールス=お客様を思ってする“提案”だとしたら、あなたの考え方も変わるはずです。
「売る=押し売り」ではない
たしかに、お客様に必要のないものを無理にすすめたら、それは押し売りです。
でも、美容室であなたがやっているのはどうでしょうか?
✔ 例えばこんなカウンセリングの場面:
- 「このスタイルにしたいなら、髪のダメージをケアしておくのがおすすめです」
- 「根元のボリュームが気になるなら、ヘッドスパが効果的ですよ」
- 「カラーのもちを良くしたいなら、トリートメントを一緒にするといいですよ」
これらはすべて、お客様の悩みを解決するための“提案”です。
つまり、これこそが本来のセールスなのです。
セールス=カウンセリングの延長
サロンにおいて、セールスとは、カウンセリングの延長線上にあるものです。
「セールスが苦手」と感じる方は、自分で“提案が下手”だと言ってしまっているようなものです。
でも、実際は日々の施術の中で、しっかりと提案ができているはずです。
✔ セールスに対する誤解を解こう
- セールスはお金を得るためだけの行為ではない
- お客様の「なりたい」を叶える手段を提示することが本質
- 提案を通してお客様の満足度と信頼度が高まる
「私はあなたの理想を叶えるために、最適な方法を提案しています」
この気持ちがあれば、セールスに対しての抵抗は自然となくなるはずです。
あなたの「提案」が、サロンの成長を加速させる
お客様は“押し売り”を嫌がりますが、自分のために考えてくれた提案は歓迎します。
むしろ、何も提案されなかった方が「この人、私の髪に本当に興味あるのかな?」と感じられてしまうことも…。
だからこそ、あなたはいつも通り、自然体で提案すればOKなんです。
「このスタイルにするには、このケアが必要ですよ」
「この状態を保つなら、次回は○週間後くらいがベストです」
そういったひとことが、あなたの価値をもっと高めてくれます。
まとめ|セールスは“売り込む”のではなく“支える”こと
サロンワークで行っているカウンセリングこそが、立派なセールスです。
セールスは、お客様の悩みを解決し、理想の姿に近づける“提案の技術”。
「売るのが苦手」と悩んでいる方は、視点を変えて、「お客様の未来を一緒に創るためのアドバイス」と捉えてみてください。
あなたのその一言が、お客様の満足度を高め、サロンの成長を加速させる大きな鍵になります。
ぜひ、今日から「セールス=信頼される提案」として、胸を張って向き合ってみてくださいね。