経営全般

売上アップ=収入アップじゃない!?本当にお金を残す美容室経営の考え方

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あなたは、「今よりもっと収入を増やしたい」と思っていますか?

きっとこのブログを読んでくださっているということは、答えはYESだと思います。

では、収入を増やすにはどうすれば良いでしょうか?
「もっとお客さんを増やす」「客単価を上げる」「働く時間を増やす」…
こう考える方が多いのではないでしょうか。


売上アップ=収入アップではない

私自身も、起業してからしばらくは、
「新規客を増やして前年より売上を増やすこと」
=「自分の収入を増やすこと」だと信じていました。

とにかく広告を出し、新規集客に投資をし、
初年度1000万円(半年間)→ 翌年3000万円 → 5000万円…と順調に売上を伸ばしました。

しかし、4年目から私の収入は減っていったのです。

「なんで? 売上は上がってるのに?」と思っていた私に、ある先生が教えてくれたのがこの言葉でした。

「売上が増えることと、収入が増えることは、別の話です」

そのときは衝撃でしたが、よく考えれば当たり前なんです。


売上と利益は“まったく別物”

売上はただの「通過点」。
実際に手元に残るお金=利益こそが、経営者の収入となります。

広告費を使えば売上は作れます。
でも、それ以上に経費がかかっていたら、むしろ赤字になることもあります。

たとえば、

  • 月の売上が50万円アップしても、広告費が100万円かかったら赤字
  • 売上は増えても、利益はマイナス or 微増で終わる

利益は“工夫”で増やすもの。お金をかけても増えません。


売上2億で年収360万、売上2000万で年収1000万

実際の私のクライアントにはこんな方がいます:

  • Aさん:年商2億円 → 年収360万円
  • Bさん:年商2000万円 → 年収1000万円

どちらの方が経営者として成功していると思いますか?

「売上が多い方がすごい」と思いがちですが、
実際には“どれだけ手元に残すか”が重要なのです。


あなたは“お金が残る経営”ができていますか?

もちろん、売上アップは大切です。
でも、それと同じくらい「キャッシュを残す」ことを意識しましょう。

✔ 本当に強い経営とは

  • 売上が多いよりも、利益率が高い
  • 経費をコントロールして、手元資金を確保
  • 必要なときに投資できる余裕がある

どんなに赤字でも、キャッシュさえあればサロンは潰れません。
逆に、黒字でもキャッシュがなければ支払いができずに廃業…なんてことも現実にあるのです。


まとめ|“収入を増やす”ために見るべきは「利益」

「売上を増やす=収入が増える」と思っていた過去の私に伝えたいこと。

それは、「売上ではなく、利益を見よ」というシンプルな真理です。

サロン経営においては、

  • 新規集客のコスト管理
  • 客単価アップによる粗利改善
  • 無駄な支出の見直し

こうした視点を持つことで、売上を増やさなくても収入を増やすことは十分可能なのです。

ぜひ、あなたも「売上至上主義」から一歩抜け出し、
「手元にお金を残す経営」を意識してみてください。

それが、あなたとサロンの未来を守る、本当の収入アップのカギになります。

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