売上・利益アップ

賽銭箱から学ぶ!これからの美容室に必要な「2つ目の収入源」の作り方

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「売上を伸ばすには客数を増やさないと…」
そう思いがちですが、これからの時代は“客単価を上げること”がより重要です。

なぜなら、日本はこれから確実に人口減少社会に突入していくからです。
つまり、お客さんそのものが減っていく中では、「今いるお客さんからいかに売上を上げるか」が経営の鍵となります。


でも、客単価アップには限界がある…?

とはいえ、1人のお客さんにできる施術には限度があります。

1日にカットを2回する人はいませんし、
パーマとカラーを同時にできるとはいっても、時間や髪の状態により制限があります。

つまり、「技術」だけで客単価を上げ続けるのは難しい…
では、どうすればよいのでしょうか?


ヒントは“神社の賽銭箱”にある

私は毎年、初詣に行きます。
皆さんもお参りに行かれる方、多いのではないでしょうか?

そのとき、ぜひ思い出してほしいのが神社にある“複数の賽銭箱”です。

本殿、おみくじ、境内の小さな社、お守り所など、神社にはいたるところに賽銭箱があります。
そして、私たちはそれぞれの場所でついお賽銭を入れてしまいますよね?

これはつまり、賽銭箱が2つ3つあることで、1人あたりの単価が自然と上がっているということなのです。


サロン経営にも“2つ目の賽銭箱”を作ろう

これをあなたのサロンに置き換えてみてください。

技術による収入(カット・カラー・パーマ)は「1つ目の賽銭箱」だとすれば、
「2つ目、3つ目の賽銭箱=別の収益源」を用意することで、1人のお客様から得られる売上が増えます。

たとえば、こんな方法があります:

  • デッドスペースを活用した物販コーナー
    → 美容サプリ、ヘアブラシ、雑貨、小物 など
  • ママ向けの「子供カット講座」をセミナーや動画で提供
  • 簡単なパーソナルカラー診断やプチ占いなどの体験メニュー
  • 美容室オリジナル商品(冊子、ノート、ケアチェックシートなど)の販売

これらは、お客さんの“施術以外のニーズ”に応える収益源です。

実際、これらを導入したサロンでは、月数万円でも、年間では数十万〜100万円以上の売上につながっている事例も多数あります。


人口減少時代に負けない経営をするには?

これからのサロン経営は、

  • 技術売上(1つ目の賽銭箱)だけに頼らない
  • 「1人のお客様から得られる収入」を最大化する仕組みを持つ
  • お客様の生活や価値観に寄り添う商品・サービスを開発する

このような多角的な視点と発想が、安定経営と売上アップの鍵になります。


まとめ|あなたのサロンに“いくつ賽銭箱”を作れますか?

今のまま、技術一本でやっていくのは正直に言って限界があります。

でも、お客様の“別のニーズ”に応えるサービスや商品があれば、無理なく売上を伸ばすことができます。

たとえ1件の売上が月に5,000円でも、それが毎月続けば年間6万円。
これが複数あるだけで、売上も安定性もグッと上がっていきます。

ぜひ、あなたのサロンで「2つ目、3つ目の賽銭箱=収入源」を増やすことを意識してみてください。
これからの時代、収入の分散こそが最大の安定戦略です。

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