今週から私は沖縄に来ています。
すると、SNSなどでよくこんな声をいただきます。
「いいですね〜!うらやましいです!」
「そんなに休めるなんてすごいですね…」
でも、正直に思うんです。
「だったら、行けばいいんじゃないですか?」
ところが、ほとんどの人はこう答えます。
- 「そんなに休むのはちょっと…」
- 「店を空けるのが不安で…」
- 「現実的には難しいですよね…」
でも、それっていつになったら休めるようになるんでしょうか?
今の考えのままだと、きっとこの先もずっと休めないままです。
まずは“決めてしまう”ことがすべての始まり
では、どうすれば「自由に休めるサロン経営」ができるようになるのか?
そのためのシンプルだけど強力な方法があります。
それは、
「日程を先に決めてしまう」こと。
旅行に行きたいなら、行く日と行き先を決めて、申し込みをしてお金を払ってしまう。
つまり、「行かざるを得ない状況」を先につくるのです。
この方法、実はとても合理的で、人間の脳は“期限”があると集中力が増すという研究結果もあります。
「いつか」ではなく「いつ」にする
よくあるのが、「いつか行きたい」「いつか休みたい」といった“未定の未来”の話。
でも、“いつか”は一生来ません。
行動が生まれるのは、“いつ”を決めたときだけです。
たとえば、こんな感じで計画します:
- ●月●日〜●日まで休暇を取る
- その期間までに売上の目標を設定する
- スタッフのシフトを調整する
- 顧客に早めに休業日を通知する
このように、行く日が決まることで“逆算思考”が働き、行動の質が変わるのです。
この考え方は、休暇だけに限りません
実はこの“日程を先に決める”という方法は、販促活動やサービスのリニューアル、イベント開催などにも応用できます。
・新メニューを導入する
・SNS集客を本格的に始める
・キャンペーンを打ち出す
こういったことも、「やろう」ではなく「いつやるか」を決めることで、動き出せるようになります。
行動を生む3ステップ:目標・期限・実行
成果を出すために必要なのは、たった3つ。
- 目標を立てる
- 期限を決める
- 逆算して行動する
この流れを習慣化できれば、サロン経営は驚くほどスムーズに回るようになります。
休暇は贅沢じゃない。経営者にとっての“戦略”です
「休むのは申し訳ない」「忙しくて時間がない」
こうした感情があるのもよくわかります。
でも、休暇はただのリフレッシュではなく、経営者として“新しいアイデア”や“視点”を得る大切な時間です。
自然に触れたり、異なる空間に身を置いたりすることで、思いがけないインスピレーションを得られることもあります。
まとめ|“今のまま”では、何も変わらない
いつか休もう。
そのうち始めよう。
準備ができたらやろう。
その言葉の裏にあるのは「変わらないことへの安心感」かもしれません。
でも、変わらないということは、“成果も変わらない”ということでもあります。
あなたが「自由に休みたい」「もっとサロン経営を楽しみたい」と思っているなら、
今この瞬間に、“日付を決める”ことから始めてみてください。
それが、人生とビジネスを前に進める最初の一歩です。